2016キタタン振り返り 2
第2関門〜ゴール)
姫次手前の橋の上で1人の男性が佇んでいた。
〝この先進むかまだ悩み中でねぇ…
笑いつつ真剣に迷っているのか動く気配が無し。
〝制限時間は12時間ですもん。後はボチボチ行きましょう!
なんつって胸ポケットのボトルを取り出し一口…
飲もうと思ったボトルが空っぽ。
(=◇=;)
怪盗さんにポカリ貰うの忘れた↓
これから姫次の長い登りに私の足で2時間はかかる。しかもこの気温…
袖平&山頂にいつもなら私設エイドがあるが、もし無かったら〜
どないしよ w
でも戻るのカッコ悪いしな…(-з-)
ってことで水無しで先に進むことにし、階段を登りはじめる。
が全く足に力が入らず↓
階段脇で再び座りこみ足がダメな理由を考える。
理由①林道で今ある実力以上に飛ばし足が終了
理由②ロードシューズで足がジンジン痛い
理由③関門を超え完全に気持ちも終了してる
。
。
隣りに同じく座り込んだピンクゼッケンのランナーさん、
〝道志村ロングもきつかったけど(完走されたそう)このキタタンもキツイですね!いやむしろこっちの方が私にはキツイ…ちゃんと計画を練って挑まないとダメですね〜〟と
いやいや道志村のがコースキツイだろwと思うけれど、確かにキタタンは梅雨が明けるか否かの蒸し暑い時期に開催されるレース。
ジメッとした暑さの中走りきるには確かに暑熱順化だったり、給水(キタタンは給水は水のみ)補給、力配分といったマネジメントは必要だろうなと思った。
…終わった足と水分の無い自分はまさに無計画。
再びいっちゃんや復活タイさんがやってくる。〝水が無いからここからはボチボチ行くよ〟と告げる。
二人ともあっという間に見えなくなった。登りにどうしてもついてけない↓
そういえば、いっちゃんがペーサしてくれた信越も最後の瑪瑙山でハイドレが空っぽで水無しであった。
いつも同じ失敗してるし↓
兎に角、歩を進めれば山頂には着くはず、と歩きはじめるが直ぐに足が止まる。
これはキチンと休んだほうが良いのかもとシューズまで脱いでボーッとしてみたら、少し動けるようになった。
風巻きの頭に到着したら、役員さんに泣きつき水を分けて頂く(T_T)
袖平山の私設コーラエイドは今年は無く、肩を落とす↓ 炭酸…
そんな私のまわりは屍と化した人達でいっぱいで、
木や石と同化して虚ろな人や〝手が痺れる。。と介抱されている方も。
Dr.ランナー達が無線を使い右往左往。
熱中症多いですか?〟と尋ねると、〝多いですね。貴方も無理しないで進んで下さいね〟と。
姫次山頂にはそんな感じで15時に到着。試走で2時間の登りに計2時間40で到着した事になる。
山頂では神奈川大学山岳部の方々準備下さった水を有り難く頂戴した。
ここから9キロの下り。
キタタンで唯一楽しい下りなのだが、今年は走れず↓
そんな訳で下りもやたらと長く永遠に続くんじゃ、と思ったり〜
ロードに出たら最後2キロ。
惰性な感じで前の方についていくのがやっと。
キャンプ場に入ったら葉山のエース今回5時間台でゴールした◯川さんがハイタッチで迎えてくれた。
ゴール 9時間51にて
過去の自分↓
・2012
ゴール 8時間59
第2関門からゴール3時間59
・2014
ゴール8時間35
第2関門からゴール3時間06
夫も第2関門で熱中症でリタイアしようとするもパピコで復活したらしい笑
葉山の皆もそれぞれゴールしていた。記念写真↓
来年は、もういいかな。という気持ちだがスタートにいるような気もしている。